それではもう一つ、鈴木さん(仮名)の素晴らしい体験を御紹介致します。
彼女もやはり〇〇〇として、私くしの家に来られたのが一つの縁となり知り合った方です。
最初は息子さんの歯が化膿してしまい、病院で手術をしなければ駄目かも知れないと言う事だったようなのですが、只の歯痛と違い、膿が頬の目の下あたりまで来ていると言う事らしいのです。誰でもそんな手術はしたく有りません。それから原因不明の血尿が出ていると言うのです。
そして更に最大の難問が有ったのです。
それは夜中になると息子さんの部屋が真っ赤になり、身体が金縛り状態になってベットから身体が浮き上がり、物凄い叫び声を上げると言うのです。
こんな事が毎晩・毎晩、続いたのでは、お母さんもノイローゼになって夜もおちおち眠れなくなってしまうと言う事です。
まだ有ります。それは夜になると鈴木さんの家の周りを多勢の人が砂利を踏んで歩くような‘ザクザク’と言う足音が聞こえてくると言うのです。それは家の人ばかりではなく、外から来る息子さんの友達までが聞いていると言うのです。そして何回か外まで見に行っても誰もいないと言うのです。
あまりに気持ちの悪い事ばかり続くので、鈴木さん知り合いである方位学の先生に見てもらった所、「側にある〇〇川のきれいな砂と砂利を持って来て家の周りに撒きなさい」と言う事で、重い砂と砂利を毎日1ヶ月くらいの間、家の周りにバケツで運んで来てまいたそうです。
これは本当に大変だったと言っておりました。しかしそんな苦労の甲斐もなく、依然としてそう言う現象が続いていたそうです。
鈴木さんは「どうしてこんな事が続くのだろう。」と、またまた悩み考え、
「そうだ、家は〇〇宗だ。お父さんも早く亡くなっているし、親とは早く別れているから、〇〇宗のお坊さんにでも来てもらって供養してもらったら良いかも知れない。」そのように思って、早速お坊さんに来てもらい、ねんごろに供養してもらったそうです。
けれども、まだまだ依然として、そう言う状態は、おさまりそうもなかったと言うのです。
鈴木さんはもうホトホトに疲れてしまい、「一体これはどう言う事なのか。どうしたら治まるのか。」思案にくれていた所、知り合いの方から私の話を聞いたと言うのです。そして、わざわざS市まで来て下さいました。
私くしは息子さんの身体を一見して、原因は霊障によるものが「大」と見たのです。
そこで先ず、息子さんの身体に付いている霊の方を除霊し、(中略)私は「もしこれで治らなければ原因は家にある」と申し上げました。
そして歯の方は手術をしなくても良くなったのですが、外の心霊現象は依然として続いていると言うのです。これで原因は、家に有ると言う事は疑う余地はなくなりました。
さて、相手がどんな者か、どんな強敵か分かりませんが、いずれにしても乗り掛かった船、人々を救う為には、そんな事を考えてはいられません。
たとえ強敵と言えども、その相手(霊)も救わなければ現世の人々を救う事にはならないのです。大聖人様の仏法を修行する者は、時によっては命をかけなければならない事もあるでしょう。
大聖人様は、
『日蓮が弟子等は臆病にては叶ふべからず。』とおっしゃられ、まして法の為なら当然です。
私は過去にも何回か強敵に出会って参りましたが、その度ごとに何時も法華経の御方に御力添えを頂き、どうにかここまで頑張って参りました。
しかし、まだまだ本当の修行はこれからで、一生続きます。けれども本当にありがたく感謝致しております。