あれから十何年…。
ある時、私くしはY市の三輪さんと会い、色々と法の話をしておりましたが、どういう訳かいつの間にか、そのS市のおばあちゃんの話になってしまい、共に懐かしく思い出話などをしておりました。
すると、三輪さんが突然「誰かが耳元でRSと云っているよ」と言うのです。
「なに?RSと云っている?それでは来ているのだよ。あの方、亡くなったのか?」と聞いたら、三輪さんが「来ていると云うなら亡くなったのでしょう」と言うのです。
「そうか、それなら、あのおばあちゃんともまるっきり縁がなかった訳でもないのだから、もし苦しんでおられたら救って上げましょう。」
と私くしが云っておりましたら突然、三輪さんがRSさんになってしまったのです。
一見して畳を掻き毟らんばかりの苦しみようでした。それを見て私の方から言葉をかけました。
私:「RSさんですか?」
RS:「はい。」
私:「今貴方はどう言う所に居られるのですか?」
RS:「悪魔に追いかけられ追いかけられ、恐ろしくて恐ろしくて、身も心もクタクタに疲れ果てました。」
私:「そちらに行ってからずっとですか?」
RS:「はい、もう何百年も追いかけられているような気が致します。」
私:「それでは、貴方の持っている技を使ってみたらいかがですか?」
RS:「使ってみましたけれど駄目です。とても通じる相手ではありません。」
私:「それでは貴方は生前、佐々木商店さんと云う方から日蓮大聖人様の仏法である南無妙法蓮華経を聞いた事が有りましたね、お唱え致しましたか?」
RS:「ごめんなさい…ごめんなさい…」
私:「それでは、お唱えしていなかったのですね?」
RS:「ごめんなさい…ごめんなさい…」
私:「それでは、今からでも良いからお唱えしなさい。私くしも一緒に、お唱えしますから。」
そうしてRSさんは一生懸命に題目を唱え始め、五分位唱えてから、
私がRSさんに、「どうですか?悪魔はまだ追いかけて来ますか?」と聞きましたところ、
「はい…もう悪魔の姿は見えません。おかげ様で助かりました。ありがとうございました。」と言って三輪さんの身から離れて行きました。
人生色々と云う事がありますけれど、このRSさんも若い時から修行され、人生相談で人を救って来たつもりだったのでしょうが、年をとり、病気になり亡くなって、こういう所に行ってしまったのでは、何の為の人生だったのかと、本当に儚いものです。
人間は万物の霊長と云われておりますが、その所以は何処にあるのでしょうか。私くしも、この真実の法に目覚める前は、常にそういう事を考えておりました。
「人生の目的とは何だろう。飲んで・食べて・寝て・働いて、自分の欲望を追っかけ、年をとって死んでしまう…つまらない人生だ。これなら人間でなくっても良いはずだ。他の生き物であっても自分に与えられた生を命ある限り一生懸命に生きている。まして人間たるものが、このような事で良いのだろうか。人間には、もっと他に目的が有って生まれて来ているはずだ。それは一体何だろう…。」と云う事を。
けれども、今も真実の仏法を知らない方達は、このような事を考えておられるかどうか分かりませんが…。もしかしたら現実はそうでないのかも知れませんね。人生色々と云いますが、だから面白いのでしょうね。
話はだいぶ横道にそれてしまいましたが、元に戻りましょう。
私の身に不思議な能力が有る事に気付いたのも、それはもちろん〔法〕から頂いたものですが…。
そして2月9日の夜のお勤めの時、去年の4月に頂いた〔法〕の方からのメッセージを思い浮かべ、今年の2月7日に私達、信仰を共にする佐藤健一君(仮名)の自動画記によって〔法〕の方から、私くしの生命が〇〇である事を正式に知らされたのです。
その証拠が私くしの身体にちゃんと出ている事は、前々から分かっておりましたが、半信半疑で中々、確信が持てませんでした。
その事もメッセージと共に思い浮かべていた時、突然私くしの心に光が走ったのです。
「これだ…私は〇〇だ…。」(中略)そう思った時、何か自分の身体が急に軽くなったような気がして、今度は嬉しさが込み上げ涙が出て来ました。
「これで治った」そのように思った時、手と足の違和感がなくなってしまいました。(中略)5ヶ月間も治らなかった手と足が、わずか一週間できれいに治ってしまったです。なんと不思議な事でしょうか。